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2016.12.15

酵素と酵母の違いは!?何故ダイエットに良いのか!?

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健康食品コーディネーター

ちょっと「?」なご質問、ご相談

 私は大学を卒業して直ぐに健康食品の会社に入社した。現在の職に就くまで何度か会社は変わったが、健康食品業界に携わって今年で25年となる。長い間この業界にいると、健康食品を利用している方々から何度か、ちょっと「?」と思ってしまうご質問、ご相談をいただいく。

この薬はいつ飲めばいいのかな?

A:薬ではありません。健康食品です・・・

自分が飲んでいる健康食品をワンちゃんに飲ませても大丈夫・・・

A:ネギやキシリトールなど人には大丈夫でも、ワンちゃんには危険な成分が入っていれば駄目です・・・

今、健康食品を飲んだら眠くなった!

A:24時間寝てない!?それは何を飲んでも眠くなります・・・

 一番ビックリしたご相談は

ミドリムシの健康食品を買ったのに、虫が入っていない!?

A:ミドリムシ単体は目では見えない微生物です・・・

ミドリムシイラスト入り

最近、よくあるご質問、ご相談

 この数年、特に多くなったご質問がある。それは・・・

酵素と酵母は同じもの?酵素は生きているの?酵素と酵母の働きの違いは?

 といった酵素と酵母に関することだ。

 その理由はこの数年、酵素や酵母を謳った健康食品が増え、売れているからだ。酵素と酵母の漢字が似ており、同じようにダイエット商品の原料に使われていることが多いため、混同されやすいようだ。

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酵素とは

酵素は生き物ではない

 「酵素は生きているの?」というご質問が多いが、酵素は生命体(動物と植物)の中で作られるタンパク質でできた物質である。生き物ではない。人間には体内に約3000種類もの酵素が存在し、消化酵素と代謝酵素に分けられる。 

 では体内でどのような働きをするのかというと・・・

  • 食べたものを分解する
  • 栄養素を吸収する
  • 栄養素を細胞に取り入れる
  • 栄養素をエネルギーに代える
  • 心臓、脳などの臓器を動かす
  • 呼吸をする
  • 細胞をつくる
  • 酸化、糖化を防ぐ
  • 老廃物を分解して捨てる
  • 免疫、ホルモンの調整 など

 といったように生命活動の全てに関わっている。

 ビタミン、ミネラルのことを補酵素と呼ぶが、これは「酵素を補う」という意味である。ビタミン、ミネラルが体内になくなると何が困るかというと体内で酵素が働かなくなるからだ。それは生命活動の終りを意味している。

体内酵素は加齢とともに減少。体外から酵素を補給。

 体内で作られる酵素は加齢とともに減少する。個人差はあるが、実は10代がピークで20代以降は体内酵素が減少していく。特に40歳を過ぎると急激に減少すると言われている。40歳を過ぎたころから生活習慣病などを発症する人が増えるのも頷ける。

 不足した酵素を補う方法がある。それは先ほど述べたように、酵素は生命体で作られる。つまり植物も微生物も人間以外の動物でも体内で酵素を作り出す。

 それらを食することによって、消化酵素を補ったり、代謝酵素の原料を取り入れるたりすることが可能なのだ。

酵素は熱に弱い

 ただ残念ながら酵素は熱に弱い。約50度前後で酵素は失活し、働かなくなってしまう。人間が高熱を出すと死の危険が迫るのは、熱によって体内の酵素が失活していくからだと言われている。%e7%86%b1%e3%81%ae%e5%a5%b3%e6%80%a7

 食べ物で体外から酵素を補う時も同じである。50度以上の熱で調理した食べ物を食べても、活性がある酵素を取り入れることはほとんどできない。だからご飯にお漬物(加熱したパック入りのものは駄目)、コース料理には生のサラダ、トンカツには生のキャベツといったように、消化を助けてくれる組合せが定番となる。

酵素を謳った健康食品でも酵素が失活しているものがある

 最近、酵素を謳った健康食品がたくさんあるが健康食品も同じことだ。大抵の酵素を謳った健康食品は、穀物、野菜や果物、海藻、野草などの植物を麹菌や酵母菌、乳酸菌、納豆菌などの菌で発酵させて作られる。発酵させる前の原料の殺菌以外で、製造工程の中で50度以上の熱をかけた健康食品には、活性がある酵素はまず含まれていない。

 例えば酵素を謳ったドリンクタイプとペースト(練り物)タイプの健康食品のほとんどは、最後に80度以上の熱で殺菌するので、酵素は失活し、働かなくなっている。%e7%93%b6%e3%81%a8%e6%b6%b2%e4%bd%93

酵母とは

酵母は生き物である

 酵母は酵素と違い、酵母菌という生き物で、目には見えないが、右下の写真のように電子顕微鏡で見ることができる。私達の身近に存在する微生物で、英語ではイーストと呼ばれる。樹液が溜まっているところや果実など水分が多くあるところなど自然界にも多く存在する。淡水や海水中にも広く分布している。

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 ビールや日本酒、ワインといったお酒や味噌、醤油、パンなどは、酵母菌が発酵して作られる。酵母菌が発酵する過程では、糖質がアルコールと炭酸ガス、有機酸に分解される。

酵母菌の成分

 酵母菌自体にも栄養素が含まれているが、生命体であるので酵素も作り出す。糖質をアルコールや炭酸ガス、有機酸に分解するのも酵母菌内の酵素が行っている。

 酵母菌に含まれる栄養素としては、ビタミンB群やビタミンDなどのビタミンやカルシウム、鉄、リン、亜鉛などのミネラル、酵素などのたんぱく質が含まれている。特にβ-グルカンなどの食物繊維が多く含まれており、おなかの調子を整え、免疫力を上げてくれる。

ビール酵母は死んでいる

 酵母と言うとビール酵母を思い浮かべる方も多いと思う。ビール酵母とは、ビールを作る時に発酵に使われた酵母菌で、発酵させた麦芽の栄養素を豊富に含んでいる。指定医薬部外品としても売られているビール酵母の効能効果は

・胃もたれ、消化不良、胃部・腹部膨満感

・食べすぎ、飲みすぎ、胸やけ、胸つかえ、はきけ(むかつき、二日酔・悪酔のむかつき、悪心)、嘔吐

・胃弱、食欲不振(食欲減退)

・栄養補給、栄養障害

・妊産婦・授乳婦・虚弱体質者の栄養補給

 と多岐にわたる。

 栄養素が多く、これだけの効能効果があるビール酵母だが、最終的に熱をかけてしまうので酵母菌自体は生きていない。だから私たちが食べても活性のある酵素を補給することはできない。

何故、酵素と酵母はダイエットに良いのか!

 酵素と酵母の違いをお分かりいただけただろうか。簡単に言ってしまえば

酵素は生き物ではない。酵母は生き物である。

 では何故、どちらもダイエットに良いのだろう。

酵素ダイエット

 生野菜や健康食品などで活性が残っている酵素を食べれば、消化を助けてくれる。自分の消化酵素を多く使わなくてすめば、自分で作る代謝酵素に原料をまわせる。代謝酵素が増えれば、体内の余分な糖質、脂質が分解され、ダイエット効果が得られる。

 活性が残っていない酵素でも、食べれば消化酵素と代謝酵素の原料となるアミノ酸を摂ることができる。やはり代謝酵素が増えればダイエット効果が得られる。これは活性が残っている酵素を食べても同じことだ。

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 つまり活性のある酵素であれば、2つの作用でダイエット効果が得られる。

酵母ダイエット

 お漬物や健康食品などで生きている酵母菌を食べれば、小腸などの消化管内で酵母菌が糖質を分解してくれるので、吸収されるカロリーが減り、ダイエット効果が得られる。

 ビール酵母など生きていない酵母菌を食べれば、食物繊維が多いので排せつ物が多くなり、ダイエット効果が得られる。こちらも生きている酵母菌を食べても同じことだ。

 やはり生きている酵母菌であれば、2つの作用でダイエット効果が得られる。

 酵素も酵母もダイエットに良いが、効率的に行うのであれば、酵素も酵母も「生きている・活(い)きている」を選ぶべきだろう。

<筆者>NPO法人日本健康食品科学アカデミー 滝浪 周

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