知っているようで知らないサプリメントに関する情報をクイズ形式でご紹介。楽しみながらサプリメントのお勉強。
次の酵素に関する①~⑤の記述の中から、正しいものを1つ選ぼう!
①酵素は生き物である。
②私たちにとって、ビタミンとミネラルがあれば酵素がなくても問題ない。
③私たち体の中には、約100種類の酵素がある。
④酵素は熱に弱い。
⑤生命体内でないと酵素は働かない。
①酵素は生き物ではない。
酵素は生き物ではなく、いくつかのアミノ酸が結合した物質。つまりタンパク質のこと。
たまにサプリメントで「酵素が生きている」というキャッチコピーがあるが、生き物ではないのでありえない。「酵素が活きている」であれば問題ないが…
②酵素がないのは大きな問題である。
ビタミンとミネラルは「補酵素」とも呼ばれる。つまり酵素を補助する役目。酵素がなければ補助することもできない。
私たち体を家に例えた場合、よく酵素は大工さんに例えられ、ビタミンとミネラルは金づちやのこぎりに例えられる。どんなに素晴らしい金づちやのこぎりがあっても、大工さんがいなくては家が建たない。
③体内にある酵素は100種類どころではない。
私たちの体内にある酵素は、消化酵素と代謝酵素に分けられる。その数…約3000種類とも言われている。
食べ物を消化したり、吸収したり、栄養素を運んだり、分解したり、不要なものを運んだり、分解したり、心臓を動かしたり、細胞を作ったり、多くの生命活動を行うために必要な酵素は多種にわたる。
④正解!残念ながら酵素は熱に弱い。
酵素は熱に弱い。一般的に45~55度を超えると酵素が破壊されて、活性がなくなってしまう。だから野菜や果物など植物の酵素を摂る場合、あまり熱をかけない方がよい。
生野菜、加熱していないお漬物などがお勧め。
⑤生命体外でも酵素は働く。
生体内で色々な働きをしてくれる酵素。しかしその働きは生体内だけに留まらない。
塩麹をお肉に塗ると軟らかくなる。これは塩麹に含まれる酵素が肉のタンパク質などを分解するからだ。
また酵素パワーをうたった洗剤や歯磨きを思い出してほしい。酵素はタンパク質などの汚れを分解してくれる。