甘草は、マメ科の多年草で、中国では、根茎の部分が漢方薬として用いられています。 胃腸の消化・吸収機能の改善、止血などの効果があり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の改善に有効とされています。喉の痛みの緩和や、痰の症状の改善にも有効とされています。
甘草に含まれるグリチルリチンの構成成分であるグルクロン酸は、肝臓で有毒物質と結合して排泄を促す解毒作用があることが研究で明らかになってきています。
甘草は、薬物に対しても解毒作用があり、「百薬の毒を解す」 「百薬を調和する」などといわれ、漢方ではさまざまな薬に配合されています。
甘草の抽出物は、既存添加物として、甘味料、 酸化防止剤、苦味料などに使用されます。処方名に「甘」の文字が入っている漢方薬は、 甘草が配合されていることを意味しています。
胃腸の機能を改善する ・肝臓の機能を高める ・喉の痛みをやわらげる
▶︎胃潰瘍を解消したい ▶︎肝臓の機能が低下している ▶︎喉の調子が悪い