松樹皮エキスとは

松樹皮エキス

松樹皮エキスとは

　海岸松は、フランス南部の大西洋岸に生育します。海岸松の樹皮から抽出される成分は、「ピクノジェノール（登録商標名）」という名称で製品化されています。

　ピクノジェノールには、プロアントシアニジンをはじめ、40種類以上のフラボノイドが含まれ、強い抗酸化作用があるとされています。ピクノジェノールの抗酸化力は、ビタミンEやビタミンCの数十倍から数百倍といわれます。

　ピクノジェノールは、抗炎症作用もあり、子宮内膜症や月経困難症など、女性特有の症状の改善にも効果があるとされます。また、アレルギー体質の改善にも効果があるといわれます。

　1500年代に、フランスの探検家であるジャック・カルティエが、カナダを探検中に壊血病にかかり、原住民から松の樹皮を煎じた茶を勧められ危機から救われたことで、存在が知られるようになりました。約400年後の1900年代に、ジャック・カルティエの日記を読んだ研究者が松の樹皮を煎じた茶に注目して、本格的に研究が行われるようになったといわれます。