「日本食品標準成分表」では、食物繊維は、人間の消化酵素では消化されない難消化性成分の総体と定義されています。
食物繊維は、消化されないため不要なものと考えられていました。しかし、生活習慣病予防の効果が注目され、ビタミン、ミネラルに次いで、「第六の栄養素」と呼ばれるようになりました。
動物性と植物性とがあり、また、水に溶けるかどうかで、水溶性と不溶性に分類されます。
水溶性食物繊維には、ペクチン、グルコマンナン、イヌリンなどの種類があり、コレステロールの吸収を抑制したり、小腸での糖質の吸収速度を遅らせたり、血糖値の急激な上昇を抑えるといわれます。
不溶性食物繊維には、セルロース、ヘミセルロース、リグニンなどの種類があり、腸内の環境を整え、便秘を解消したり、大腸がんを予防するといわれます。
食物繊維を成分とした製品には、特定保健用食品として許可されているものもあります。 特定保健用食品として販売されている製品には、「お腹の調子を整えます」「血糖値が気になる方に適していま す」といった表示が認められています。
腸内環境を改善する ・コレステロールの吸収を抑制する ・糖尿病を予防する
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